入居者募集サイトも完成し、続々と申込が入る中、この案件で最大の問題が立ちはだかりました。
前回の記事
「検査済証」が出ない?
建物を建築するには、建築の完了時にその建物が建築基準法に適合するものであることを証明する検査を受ける必要があります。
検査の際に検査機関より発行されるのが、「検査済証」です。
この「検査済証」が、予定していた時期に入手できないという大問題が発生しました。
「検査済証」は融資実行の際に必須の資料であり、それが入手できないことには融資実行が不可能であり、物件の引き渡しができないのです。
「越境」が大問題
不動産売買契約の際に、「越境」の問題について、さらりと説明を受けていました。
購入する予定の土地に、お隣さんの屋根がほんの少しだけ「越境」しているという問題です。この問題に関しては、将来お隣さんが建て直す時に解消するという「覚書」を入手するということで、解決したかに思っていたのですが、最後に牙を剥いてきました。
仲介会社の説明によれば、建物自体は2月末に完成し直ちに完了検査の申請を行ったということです。
その後、決済予定日の3月24日が近くなってきても、「検査済証」がいつ発行されるのか不明で、雲行きが怪しくなってきました。
仲介会社に再三問い合わせましたが、要領を得ない回答が続きました。
今のままでは完了検査が出来ない
その後、仲介会社の黒田さんの説明によると、事の次第は次の通りでした。
- 完了検査を申請している土地の中に、隣地からの越境が含まれている。
- その問題を解消しなければ、完了検査の申請を受理できない。
- 代替案として、越境部分を除いた図面で完了検査の申請を行う予定。
3月24日引渡しは絶望的に…
その後、毎日のように状況を確認しても、確定した状況が分からず、まんじりともしない日々が続きました。
3月20日には、銀行にいって金銭消費貸借契約を締結してきました。
引渡し予定日の3月24日(金)、仲介会社の黒田さんから電話を頂きました。
えっ?
横で電話を聞いていた妻も助太刀してくれました。
電話口から突然、妻が助太刀してきて黒田さんも驚いたかと思いますが、「なんとかなるよう、全力で対処します」と言ってくれました(ちなみに、黒田さんと妻は現地見学の時に面識があります)。
暗雲が立ち込めはじめた私の一棟目の引渡し問題については、後編に続きます。
コラム
1歳半の息子には、朝と寝る前にフォローアップミルクを200ml飲ませています。
ミルクが大好きな息子が、飲み終わった後に大きな口を開けて「プハァー!」と叫ぶ様子がとてもかわいいです。
たまに、「プハァー!」と言わない時には、親が「プハァー!」と言って催促すると、「プハァー!」とやってくれるようになりました。