オリックス銀行で撃沈した私に残された道は、スルガ銀行のみでした。
オリックス銀行では、融資申込から数日で(残念な)結果が分かったのですが、スルガ銀行では仮審査の結果が出るまでに3週間強かかりました。
前回の記事
審査の結果は?
3週間後に出た審査の結果は…
承認!!
融資条件は、以下の通りでした。
融資額:90%融資
金利:1.6%
期間:30年
融資事務手数料:融資額の0.55%(=42万円)
無事に承認が下りて妻にも喜んでもらえました。
融資の申込
喜びもつかの間、融資の正式な申し込みのため、一週間後に日本橋にあるスルガ銀行の東京支店に足を運ぶことになりました。
事前依頼資料一式をコピーして、きれいにファイリングしたうえで持参しました。
また、半沢大家さんの書籍に付録でついていた「融資申請書」も記入して持参しました。
面談時にしたこと
面談では2名の銀行員の方が応対して頂きました。
既に書類上で審査は承認されていたという理解だったのですが、いくつか質問を受けました。どうやら、この時点では正式に審査を通過していたわけでは無く、審査の完了にはさらに3週間ほどかかるとのことでした。
【銀行から聞かれた主な質問】
- どうして不動産賃貸業をはじめようとおもったのか。
- なぜ、この物件(新築アパート)を購入しようとおもったのか。
- 銀行が融資するといっても、収益性を保証するものではないと理解しているか。
- 家族の理解は得られているのか。
- 管理会社は、決めているのか。
資料のコピーは準備不要!
物件資料や確定申告書は、すべてコピーをとって銀行に渡せば銀行の手間が減り、スムーズ(かつ、好印象)だと考え、近所にある一枚5円のコピー機で、膨大な資料をひたすらコピーしました。
コピーした資料は、依頼資料資料リストの順番でインデックスシールを貼ってファイリングし、几帳面さをアピールしたつもりです。
しかしながら、面談の際に担当の鈴木さん(仮名)から次のように言われてしまいました。
えっ?
お金と時間をかけたのが、全部水の泡になってしまいました…。
用意した印刷物で役に立ったのは、事業計画書と融資申請書のみでした…。これから一棟目の融資審査を申請される方は私と同じ轍を踏まないよう、コピーの要否を事前に銀行に確認しておくと良いかと思います。
金融資産の証明書はその場で印刷
金融資産の一覧表はエクセルにまとめたものを事前に銀行に提示していました。
主に、銀行預金口座、証券会社口座、ソーシャルレンディング口座などです。
面談の際に利用した会議室に、パソコンとプリンターが用意されており、担当の鈴木さんの目の前で個人のインターネットバンキングなどにログインして、その画面をプリントアウトしました。
プリントアウトした紙には「内容に相違ありません」といった文言が書かれたハンコを押され、自署するように指示されました。
ちなみに、コインチェックで暗号資産も少しあったのですが、そちらは印刷しなくてよいと言われました。資産としては見ない、という事なんでしょうね。
以上で、融資申込は終了です。
所要時間は2時間ほどでした。
不動産売買契約の時と同様に、慣れないスーツにネクタイで、慣れないことをしたため肩が凝りました。
現地立ち合い
スルガ銀行では、融資申込に際して銀行の立会いが必要でした。
申込の翌日、会社の時間休を取得して、現地に向かいました。
現地では、鈴木さんが既に到着していました。
という感じで、わずか数分で立ち合い自体は終了しました。
わざわざ立ち合いをするのは、過去の不正融資問題の時に、被害者の多くが現物を確認していなかったことが尾を引いているようです。
審査については、予定通り、申込から3週間後に当初の条件で通過しました。