最初の法人口座はどこで開設するか？

法人を立ち上げたら、まずは銀行の法人口座を開設する必要があります。

私はどの銀行で法人口座を開設するべきか、いろいろと悩みました。

結論として、1棟目アパートの融資を受けることになったスルガ銀行で、同行の法人口座を開設することが融資の条件であったため、私の場合はスルガ銀行で最初の法人口座を開設することになりました。

法人口座があった方が融資を受けやすい？

不動産投資をするにあたり、法人口座を開設して取引実績をつくっておくと、そうではない場合と比較して、融資を受けやすいという先輩大家さんの話を聞いたことがあります。

神奈川県在住のため、融資を受ける可能性のある自宅近くの信金にするか、大手の横浜銀行にするか悩みました。

法人口座の開設は、個人の口座開設よりも必要書類が多く、また、取引の有無にかかわらず、月額1,000円程度のコストが発生するといった内容になっていました。

口座開設の手間やコストを考えると、法人口座は慎重に選ばなければなりません。

最初の法人口座はスルガ銀行で作成

冒頭に述べたとおり、1棟目の融資を受けたスルガ銀行にて、法人口座を開設することが条件になっていたため、最初の法人口座をどこにすべきかという私の問題は解決しました。

融資返済資金の保全措置として、家賃の振込口座を同行の口座に指定することが求められました。

スルガ銀行のビジネスバンキングは利用手数料が無料

スルガ銀行のビジネスバンキングですが、総合振込・給与振込の件数に応じて手数料が無料～5,500円の4種類あります。

私の法人では、給与振込の予定は当面ないですし、共用部の水道光熱費やインターネットの費用は口座振替なので、総合振込を利用するメリットはありません。

そのため、総合振込・給与振込が利用できない代わりに利用手数料が無料のプランで申し込みをしました。

ついでながら、「総合振込」は複数または大量の振込を一括して振込依頼するサービスです。振込件数が多い場合には、総合振込の利用により事務手数を軽減することができます。

ペイジーが利用できるネット銀行

ネット銀行は使い勝手も良く、振込手数料が安く抑えることができます。

税金などの支払を行うサービスであるペイジーを利用できるネット銀行は次の2つがあります。

他の金融機関宛の振込手数料は以下の通りでした。

ペイペイ銀行	160円
GMOあおぞらネット銀行	145円
スルガ銀行	330円

振込手数料が安くてペイジーも利用できるネットバンクで口座を1つ作っておくと便利かもしれません。私はとりあえずスルガ銀行の法人口座で1棟目の資金管理をする予定ですが、将来的に必要に応じてネット銀行の口座も作成するかもしれません。