2023年6月の台風で一棟目アパートの裏手の土砂崩れが発生しました。土留め工事を検討したものの、金額が非常に高額であったためこの時は断念しました。
それから約1年後の2024年4月、プロパンガス屋さんから「土砂崩れのあった場所で、エアコンの室外機が土砂で埋まり始めている」との連絡を受けました。どうやら、1年前に土砂崩れがあった場所で、断続的に土が崩れてきているようです。
本稿では、土砂崩れ対策として筆者がとった対策を紹介します。
スコップを持参して現地に直行するが…
プロパンガス屋の連絡を受け、現地確認をすることにしました。
エアコン室外機の周りの土砂を撤去しなければならないので、Amazonで折りたたみのスコップを購入し、現地に直行しました。
現場を確認すると、想像していた以上に土砂が堆積していました。スコップで土砂を掻き出してみたものの、1時間程度の軽作業で終わるような量ではなかったため、自力で解決することは早々に諦めました。
時間をかけて土砂を撤去したとしても、何かしらの対策をとらなければ再び土砂がポロポロと落ちてきて元の木阿弥になりそうです。
地方自治体に擁壁の作成を依頼
自力での解決は難しそうなので、アパート購入時にお世話になった不動産仲介会社の黒田さんに土砂崩れの件を相談してみました。
現地を確認した黒田さんからは「横浜市に擁壁の作成を依頼することができるかもしれない」と素晴らしい提案をしてくれました。
黒田さんから横浜市の建築防災課に電話し、擁壁作成の可否を問い合わせてくれました。
問い合わせの結果、横浜市で現地調査した上で「高さが5m未満の崖は、要件を満たしていない為、施工不可」との結論に至りました。最初からあまり期待はしていなかったので、想定通りの結果に終わりました。いずれにしろ、建築防災課へ問い合わせをしてくださった黒田さんには感謝です。
27万円で簡易的な土留め工事を実施
結局、黒田さんに紹介してもらった業者に土留め工事を施工してもらうことになりました。目的は、ポロポロとこぼれてくる土砂でエアコンの室外機が埋まることを防止することです。簡易的な工事の見積もりを出してもらった所、総工費27万円で済むことになりました。
【施工内容】
・室外機付近の土を掻き出し、運搬排出
・鉄のポールを地中へ深めに打ち込む
・鉄板(高さ90cmのべニア板)をポールへ立てかける
施工の様子
施工前の写真
土砂掻き出し作業後
ポールを埋め込み、鉄板を取り付け
別の角度から見た様子
エアコン室外機はブロックで高さを上げてもらいました。また、くらしのマーケットでエアコン室外機のみの洗浄を行ってもらいました。
簡易的な対策ではありますが、これでエアコン室外機が埋まるという問題に悩まされずに済みそうです。