この記事では、私が一棟目の新築アパートを購入するのに至った経緯について書きました。
不動産を買えない日々に届いた仲介業者からのメール
私が新築一棟アパートを購入したのは、仲介業者からのダイレクトメールがきっかけでした。
仲介業者の黒田さん(仮名)とは、2021年夏にネットで見つけた投資用の新築アパートの現地見学をした時からの付き合いでした。この時に見学した物件は購入しなかったものの、その時の出会いをきっかけに三ヶ月に一回くらいのペースでメールをいただいていました。
物件探しの途中で妻が第一子を妊娠し、身の回りが慌ただしくなったため、いつしか不動産投資への情熱も冷めて、物件探しをしばらく休止しておりました。
2022年の夏頃、子供が生後七ヵ月となって生活も少し落ち着いてきたので、不動産投資への関心が復活しました。
まずは自宅周辺の神奈川県内を中心に建売新築アパートをネット検索し、良さそうな物件を見学する日々を送っていたのですが、なかなか良い物件には巡り合えませんでした。
メール紹介の翌日に物件見学
2022年10月、仲介業者の黒田さんから、DMが届きました。
「以前にお問い合わせ頂きましたお客様へ、限定物件のご紹介です」
資料をみると、ターミナル駅であるJR戸塚駅から徒歩10分圏内の物件でした。
Googleマップで周辺施設を確認するとショッピングモールやスーパー等の便利な施設が揃っており、とても良さそうな立地です。
翌日が土曜日だったので、詳細資料をもらって現地見学してみることにしました。
まだ基礎工事が完了した段階とのことなので、物件所在地だけ教えてもらって一人で現地見学することにしました。
物件概要
交通 | JR戸塚駅徒歩9分 |
---|---|
販売価格 | 8,500万円 |
表面利回り | 7.35% |
間取り | 1K +ロフト |
今まで見た中で、最高の立地!
戸塚駅に訪れるのは初めてだったのですが、駅に到着して驚きました。
JRの乗降客数は10万人弱で、JR東海道本線、横須賀線、湘南新宿ラインが利用でき、横浜、渋谷、新宿などの都心へのアクセスが非常に良いです。
さらに地下鉄ブルーラインも利用できるため、横浜市内の交通の便も良い点もポイント。
トツカーナモール、戸塚モディといった駅直結のショッピングモールには、スーパーマーケットの他、ユニクロ、無印良品、スタバ等、人気の施設が入居しており、とても便利そうです。
駅から物件までの道程も、スーパーマーケットやドラッグストア、飲食店などが賑やかで便利そう。自分が一人暮らしするとしても、住みたいと思える立地でした。
それまでに見学していた物件は、きつい登り坂や、商業施設の少ない不便な場所にある物件がほとんど。
それに比べて、今回の物件は立地が断然良かったです。駅から物件に到着するまでの道を歩いている段階で、「この物件買いたい」と気持ちがセットされました。
「車両進入不可」と「崖」
現地を見学するまでは何もマイナス点がない優秀な物件だったのですが、残念ながらパーフェクトな物件というのはありません。この物件についても、2つ欠点がありました。
「車両進入不可」と「崖」です。
車両進入不可
現地に到着すると、黒田さんから聞いていた通り、10メートルほどの階段を上る必要がありました。
この物件は、公道に接しておらず「車両進入不可」の物件です。
車両を停車するには、100メートル先まで歩かなければなりません。建設会社の大工さんが資材を搬入する時は100メートル先に駐車して手押し車で運搬したそうです。
引越の時は少し大変だと思いますが、非常に便利な場所にあることは間違いなく、車を運転しない若い単身者をターゲットにするのであれば、あまり気にすることもないかと思いました。
階段の登りも少しだけなので、坂道の多い横浜市の物件を見慣れた身からすると、全然大したことないと思えるようになりました(笑)
裏手が崖
物件の隣が崖で、木々が生い茂っていました。
2021年夏に発生した熱海市の土砂崩れの記憶が新しい時でもあったので、少々不安になりました。
仲介業者の黒田さんの話では、ハザードマップ上は土砂災害警戒区域・急傾斜警戒区域にも該当していないとのこと。
万が一に備えて、火災保険の水災補償への加入は必須ですね。
2日後には売買契約締結
2点ほど気になる点はあるものの、その他の条件は希望通りでしたので、黒田さんに電話で見学した感想を伝えました。
是非、前向きに検討したいのですが、現状どんな感じですか?
ということで、現地見学の後、仲介業者の本社まで伺って物件詳細をご説明頂くことに。
結局、他に2名申込があったようですが、私は一棟目だったこともありローンブレイクの可能性も無さそうだったからか、優先的に進めてもらえることになりました。
黒田さんからは、物件見学した2日後(祝日)に売買契約を締結する方向で進めましょうという、想像以上のスピード感で話が進みました。
物件の立地は滅多にないほど良かったので決断できましたが、不動産の買付を入れるのは初めてでしたので、さすがに少し怖くなりました(つづく)。