不動産投資ノウハウ

不動産の規模拡大、生活費は妻の口座から支払う

わが家では生活費は主に妻の口座から支払い、投資は夫である私の口座で行っています。

生活費を妻の口座から支払うメリット

融資を活用した不動産投資を行う上で、金融資産の余力は非常に重要です。生活費を妻の口座から支払い、金融資産であるインデックス投資などを自分の名義で積み立てることにより、安定的に金融資産を増やせるというメリットがあります。

私は法人で不動産を購入し、融資時に代表である私の連帯保証を入れています。妻は連帯保証人になっていません。そのため、融資申込の時、銀行は私の金融資産を確認しますが、妻の金融資産は確認しません。

余剰資金は出来るだけ自分の口座に残しておく方が、融資審査で有利に働きます。

生活費を妻の口座から支払うためにやったこと

結婚後、生活費を妻の口座から支払うためにやったことを参考までに紹介します。

不動産投資・財産分与について説明する

わが家では夕食時はテレビをつけず、夫婦の会話を楽しんでいます。この時に、不動産投資が家族の利益になることを少しずつ妻に説明しました。また、融資審査の時に私の名義で資産を増やしておいた方が良い理由も説明しました。

生活費を主に妻の口座から支払うと、妻の資産が一向に増えません。万が一、将来離婚するという最悪の展開になった場合の不安が残ります。この点、結婚してから形成した資産は「財産分与」により半分ずつ分けるから、安心してほしいと説得しました。私は1度離婚を経験しており、その時の財産分与で結構な金額を正直に(?)相手に支払った実績もあったので、説得力はあります(笑)親からは「あんた、そんなに支払ったの?馬鹿正直ねえ」と笑われました。

家計簿はマネーフォワードで管理し、月に一度見直し

わが家では家計簿アプリのマネーフォワードの有料版を使用しており、「グラスノスチ」よろしく夫婦の支出を完全透明化しています。

また、月末に家計簿データをダウンロードし、エクセルで資産・損益を編集した個人決算書を作成しています。月に一度、夫婦で決算報告会を実施しており、資産の増減や損益の動向をチェックしています。

お小遣い制度などは無く、買い物は各自の裁量で自由にできるようにはしていますが、数万円単位のものを買う時には、お互いに話をしてから購入することにしています。

ポイントは妻が自由に使えるように

わが家ではリクルートカードを利用しており、クレジットカードの利用によりポイントが貯まります。そのポイントは、マッサージなどで妻に自由に使ってもらっています。

また、私が読み終わった書籍やクリアしたゲームソフトは、妻のメルカリで販売してもらい、売上金は自由に使えるようにしています。

いずれも大した金額ではないですが、ポイントを利用して何かが無料で購入できると嬉しく感じます。行動経済学でいう「心の会計」ですね。

コラム

本文にも記載した通り、私は過去に1度離婚を経験しました。元妻はパートで月10万円ほどの稼ぎがあったのですが、その給与は完全に元妻支配下にあり、不可侵領域でした。生活費は全て私の稼ぎから賄っていましたので、資産を増やせるのはボーナスが出る時だけでした。ダブルインカムの夫婦の話を聞くと、羨ましく思う時もありました。

再婚した現在の妻は正社員で働いてくれています。現在、彼女の給与で生活費の86%をカバーできています。私の給与とボーナスの大部分は投資に回せるので、とても助かっています。妻は土曜日出勤があるので、土曜日にワンオペで育児するのはキツイなあと思う時もあるのですが、頑張って働いてくれている妻への感謝の念を忘れないようにしたいと思います。